透き通るサンゴの海


琉球列島の沿岸部にはサンゴが発達しており、透明で綺麗な海が広がります。

 

 

透明な海に多くの生物が観察できることは観察者を魅了し、読者の中にも毎年沖縄に来られてダイビングやシュノーケリングを楽しむ方も多いのではないだろうか。


この透明でありながら、多くの生物が生息することが、サンゴ海域の大きな特徴であり、魅力だと私は思っている。

多くの生き物が生息できるということは、それらの生命を支えるだけの有機物や栄養分が環境中にあるということだ。つまり、富栄養の状態でなければならない。一般に海中に栄養が多いということは、透明度を遮る物質が多く、又、それらを分解するプランクトンが増加する。

そのような状況でありながら、あの透き通るような海水になるのは、なぜだろうか?

それは、物質の循環が速いためだと考えられる。

多くの栄養分が生産されているが、それが消費される速度も速いため、
濁りを呈するような富栄養状況にはならないのである。

豊富な栄養分が複雑な生息環境構造を成り立たたす。

そこに生息する多様な生き物達は、世代を重ねていく上で、複雑な環境構造であるがゆえに多様な生態や形態へと変化していき、観察する我々を楽しませてくれるようなバラエティに富んだ情景をつっくていくのです。。

我々が見る美しい光景は、生命の重なりそのものなのかもしれません。